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2025
6/15
wajoryoshu さん
満足度 3.7
Q/A (クエ)LABO しぶしぶ 山田錦
たしかに五味の中で「渋」に脚光をあてている日本酒に出逢ったことがない。個人的には好きな「苦」でさえ敬遠されることが多いが、「渋」はどうなんだろう?「苦」の中でもそれが高じて「苦エグ」の境地に達するものがあるが、「エグ」と「渋」はちょっと違うので、「渋」を日本酒で感じることは、数%あるかどうか。「渋」といえば、ワインのタンニンに由来するそれが一番しっくりくるし(それが美味しい)、他には茶、柿、栗の渋皮、あとザクロにも感じる。
上立ちは爽やかな吟香、それを意識したせいもあるが入りから渋を、辛苦を伴ってはっきり感じるが嫌味なほどではない。でも飲み干した後も舌にザラつきが少し残る。冷えていると低アルでもあるので薄く感じるが、慣れてくる(少し温度があがると)と酸、甘も出て来て融和してほのかに旨味も感じる(3.5⇒3.7)。イメージ的には白ワインに近いか。燗につけると上立ち強く、渋がわからなくなるほど酸が前面に出て強酸酒に(3.6)。原料米 山田錦
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:普通
QA(クエ) (兵庫 / 三宅酒造)

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