すぎちゃんの冒険さん(2023年7月22日)の日本酒「斬九郎」レビュー

「酒焼酎」
長野・宮島酒店・斬九郎(ざんくろう)・純米酒・美山錦・精米歩合61%・11号酵母・15.5度
▼一昔前の淡麗辛口ブームへの疑問から、味わいが豊かな辛口・芳醇辛口を目指したのだと ▼しかし、最初は「斬」一文字のつもりだったが商標が取れず当時のテレビドラマ御家人斬九郎から拝借して斬九郎にしたという嘘のようなホントの話
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▽上立ち香無し。本当に無し。含んでみるとあらま味も無い？のっぺりしてると言うか味が上がってこない。あっさりと言えばあっさり、害が無いっちゃあ無いけど
▽例えれば1階には身が詰まっているのだが2階、3階が無い感じ。ただよくよく味わってみると、基礎には旨味も埋めてしっかり造られており1階には隙無し、敢えての平屋建ての貫禄みたいな
▽辛口と言うと辛口、ただ積極的辛さではなく、キレはキレでもなにか蒸留酒的な感覚のキレだったりする。口切り時点では非甘口由来な辛口で色気抜きの日本酒。さてこれからどう変わるのか変わらないのか、逆にお楽しみ
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3日目　やはり上には上がらず横に横に。しかしなんとも特徴的なのは、これまで無かった(小綺麗な)ザ・日本酒的香りがぷわーんと立ち上がってくること。口切り時点では基礎に封印されていたおんなの情念が時を経て解き放たれたみたいな(笑)