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2025
5/4
StanF さん
満足度 3.8
沢の鶴 100人の唎酒師 純米 生原酒
温故知新。何百年も全国で愛された灘の酒の良いところを改めて教えてくれる酒。
冷や酒で頂く。開栓時の香りは麹のかおり。
見た目は薄めの黄色。
盃に注いだ香りは麹と酸味。
一口目は円やかな米を蒸したふくよかさ、控えめな甘さ、麹のひねたカラメル、醸された軟らかい酸味。
後口はスゥっと酸味が舌をまとめつつ、麹の風味。醸された控えめな香りが鼻に抜ける。
バランスが伝統的な灘の酒で驚く。ただしアルコールが強く、全体的に濃い。ザ日本酒?の印象。こんなものかな?
ところが2合呑んだら感想が全く変わった。
料理が旨い!酔い心地がたまらなく良い。
刺し身、トマト、キュウリのような淡い味わいのアテが微妙な味の変化をシッカリかつキレイに味わえる。
口の中が完全に普通で、変な酸味や甘さが残らない。
吐息にうっすら米の香りと強めのアルコールの熱さがあり、アテを引き立てる。米の香りから、なぜか日本人で良かったと堪らない幸せを感じた。
改めて灘の酒も良いと認識し、モダン酒に浮かれた自分を恥じる。特定名称 純米
酒の種類 生酒 原酒 生もと
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
100人の唎酒師 (兵庫 / 沢の鶴)

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