「土田」は、40歳代の蔵元である6代目の土田祐士さんと、30代の杜氏の星野元希さんがタッグを組んで造る酒で、ここ数年、日本酒ファンの間で注目を集めている銘柄の一つ。平成29年の酒造年度から全量純米にシフトし、天然の乳酸菌を育成して造る菩提酛や山廃酛、生酛などを使い、蔵付きの微生物のみで発酵させる酵母無添加にも挑戦するなど、手間も技術も必要な古典の方法に、果敢にチャレンジしている酒蔵の酒です。 創業明治1907(40)年から定番の「誉国光」に比べて「土田」は、透明感がある味わいの中に淡々とした酸味があり、豊かな甘みと旨みが調和しています。和食の甘辛い煮付けや、洋食の肉料理などと合わせたくなります。「土田」のラインナップによっては冷酒としてだけではなく、常温や燗酒もおすすめです。