110年以上の歴史をもつ嘉美心酒造の代表銘柄「嘉美心(かみこころ)」。酒名は、信心深かった2代目の藤井松三郎氏が、身も心も清らかにしてお酒を醸したいという想いで「神心」に由来して名づけたそう。初代・長十郎氏によって1913年に岡山県寄島町に創業し、現在は5代目の藤井進彦氏が当主をつとめる。進彦氏は東京農業大学農学部醸造学科を卒業後、国税庁醸造試験所研修員や兵庫県の富久錦株式会社などで学んだ経歴をもつ。嘉美心酒造が創業以来変わらずにこだわるのは、安心・安全を第一に、米の旨みを存分に引き出す旨口の酒造りだ。また温度をはじめ品質管理を徹底して行い、瓶貯蔵によって瓶詰めした際のフレッシュな味わいを残している。嘉美心シリーズのなかでも人気の高い「嘉美心 純米大吟醸」は、爽やかなりんごのような香りと米の繊細な甘味と旨みが感じられる。